皆さんこんにちは。時差ぼけに慣れずずっと睡魔に襲われているPD安田です。いつも他のスタッフのArrivalを指を咥えながら見てましたが、今回は私がNAMMに行く事となりました。久しぶりのフライト体験と、Sonnet Technologiesをはじめとするメーカーや、楽器店、そしてスーパーマーケットなど、ロサンゼルス、カルフォルニアの生活を始めて満喫しました。それではNAMM 2017 showが始まるまでのArrivalレポートをしていきましょう!
旅立ち
まずは、成田空港にてメンバーと待ち合わせです。出発は日本時間で1月17日18時50分の出発となります。PD安田はあまりの張り切り具合に、14時には成田空港に着いておりました。時間があるのでゆっくりコーヒーを飲みながら日が落ちていくのを感じつつ、去る日本を惜しみつつ記念の飛行機をパシャり。期待に胸を膨らませつつ、いざロサンゼルス空港へ出発です。
到着初日の取材を終え、夜が更けました。サンペドロエリアのホテルでチェックインを済ませます。周辺で美味しそうなお店を探したのですが、店構えの見た目でタイ料理「Baramee Thai zrestaurant」をチョイス。メニューもなんとなくわかるものを注文。まずトムヤムクンが1品目に登場しました。日本で食べられるアレンジタイ料理とは違い本場(?)の味。疲れた体にとても美味しいご飯でした。その他にもBBQ Loverというメニューをオーダーしましたが、肉料理が中心のボリューム満点さで、LA初日からだいぶ満足のできる1日となりました。このまま旅の疲れを癒しつつ、「BUD LIGHT」で一同乾杯をします!その後、眠りにつくのでした。
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Baramee Thai zrestauranthttp://www.barameethai.com/
CAのシンセマニアの集うショップへ
翌朝は現地時間の6時に目が覚ました。念願のアメリカで展開されている楽器店に行ってみたい、と言う事でカルフォルニアにあるシンセマニア御用達「Perfect Circuit Audio」という楽器店に行ってきました。(※Perfect Circuit Audio : 以下PCA)。
Burbankまで泊まっていたホテルからおよそ2時間掛けて移動をしました。住宅街の一角に位置するPCA。店先はポップで大きな看板があるだけで中は見えず、さらに入り口はBELLを鳴らさないと鍵を開けてもらえないお店でした。
まず、展示品が全て通電されているところに驚きました。さらに通常乱れがちなワイヤリングはキレイに整理されております。電源ケーブルもデスク下に1本の電源カールコードのみ、というこだわりようが特徴的です。また店内はBGMも無く、視聴は基本ヘッドフォンのみ。静寂な空気で自分の世界に入り込んで試奏が可能です。
また多数のパッチケーブルを扱うユーロラックを扱う専門店でありながらも、植物やイラストを交えた空間演出はとても印象的です。シンセ専門店といえば「analoguehaven」なども有名ですが、PCAはそれとは対照的なパッチケーブル全開の「The LA」といった世界観となっています。
日本でいうところの『草食系』なシンセ好きの店員さんが多く、優しくフレンドリーに対応してくれます。(普段はシンセ好きなおっさん達が集まってモジュラーに無言で勤しむ異空間になっているとのこと。) そして定期的にメーカーの開発者などを呼んでイベントを行っているので、メーカーとエンドユーザーを繋げるコミュニティの土壌がしっかりと築かれている印象です。先日もロジャーリン自身がこの店舗でLinnStrumentを紹介し、ユーザーとマニアックな交流があったとか。こうしたコミニュティの形成は、まだ伸びしろがある日本のユーロラック市場において求められている重要なミッションかと思います。私たちも気を引き締めていきたいです。
PCAによるメーカーイベント告知や最新モジュールの入荷情報はInstagramにて確認することができるので、是非フォローをしていただければと思います。写真を見るだけでも楽しいですよ!
Perfect Circuit Audio Instagram
https://www.instagram.com/perfectcircuitaudio/
製品ピックアップ
tiptop audio Mantis
発売した瞬間から大人気の足つきのケースで足は全4色。足による独自の角度調節で0/45/90の傾斜調節が可能。デジタルモジュールを多く出す同社ならではの充実のパワーで、面倒な電圧計算は不要でガンガン詰め込めます。
またレールは104HPのZ-Railsが採用され、無駄なスペースを生まないモジュール格納も魅力!
trogotronic ms669 minisynth
カリフォルニアのハンドメイドシンセ。小型ながら三つのオシレーター、7つのパフォーマンス用ボタンを装備し、ノイズ〜ドローン系に持ってこいのパフォーマンス向けマシン。外部CVからのモジュレーションも可能。
LastGasp Art Laboratories Multi-Noise Processor 2
異様な風体のマシンは4つのサウンドジェネレーターを持ったノイズマシン。しかもそのジェネレーターが二つのテルミンとドローナーとなぜかシェイカー、そしてトレーサー呼ばれるテープ・リーダーという変わり種。しかもショルダーストラップ用の留め具つき。ノイズパフォーマンス向けにいかがでしょう?
Modal Electronics CRAFTsynth Kit
このコンパクトなモノフォニックシンセはいかにもDIYなルックスですが、ハンダ不要の組み立て式です!
シンプルな2基のデジタルオシレーターを搭載していますが、スプレッドモードにするとなんと一つのオシレーターを4つのサブオシレーターに分けられるため、合計8オシレーターになり、コード演奏も可能。アナログ大人気の時代ですが、DSPベースだと色々出来ますね。ちなみに演奏はツマミ下の白丸部分を指で押して行うようです。LFOもディスティネーションが6つ選択できるなど、モジュレーション能力も高いです!価格も99.99ドルとお手ごろ。
HAKEN AUDIO Continum Fingerboard
Amon Tobinでお馴染みHAKEN AUDIOのContinum Fingerboardがさらっとおいてあります。
Lippold Haken博士によるコントローラーはその名の通りリアルタイムなコンティニュアスコントールができるMIDIパフォーマンスキーボードです。3Dコントロール対応で、例えば各指の圧力でトレモロをコントロールしたり、指を前後に動かすことでコード内のノート音色をコントロールしたり。また横方向へのスライドはグライド以外にも音色のモーフィングのアサインが出来たりと、88鍵盤を超えた豊かな表現が出来ます。ROLI SEABOARDとはまた違ったフィーリングで演奏ができそうです
Whole Foods MarketへGO!
続いてカルフォルニアでショッピングをしに「Whole Foods Market」へ行きました。ここで夜食や明日の朝食、そして会場で必須となる水を購入し、さらに昼食も済ませる事にしました。
Whole Foods Marketの歴史は1978年から始まりました。これまで多くの自然食品を扱うスーパーを買収し急成長を遂げました。
店内は何もかも大きいアメリカなサイズですが、Whole Foods Marketではフルーツや有機野菜などがたくさん売られています。アメリカらしくチーズも豊富に陳列され、日本では買えないようなおつまみなんかも購入する事ができます。
お昼に食べたランチも自然野菜が豊富に入っているものばかりで、とてもヘルシーな食事をすることができました。ちょっとこってりな見た目ですが、あっさりな味付けが特徴的です。是非、食料を調達する際はWhole Foods Marketに寄ってみてください。諸諸買い出しができたら、次はNAMMの会場とHiltonホテルに向かいます。
さて、Hiltonホテルに到着しました。チェックインが終わるまで、PD安田はお利口に荷物見張りです。(時差ぼけが若干治らず、ちょっと目が虚ろ気味でした…)
ホテルのチェックインを終え、16時から始まるRolandのブースにてプレスカンファレンスに参加します。と、その前に現地のNAMM会場前で、ROCOHの「THEAT S」を使用した、360°画像で記念撮影。NAMM会場反対側は、ライブステージになっており、ここでも多くのイベントが開催される予定となっております。今回はカメラの画像だけではなく、会場の熱気がもっと伝えられるよう、360°画像をどんどん上げていきます!
今年もアナハイムの地へ! Namm前日からUAの発表も盛り上がってますね! 間も無く開始のRolandプレスカンファレンスの模様も後ほど! #namm2017 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
いかがでしょうか?会場のレポートは明日からいよいよ開始となります!新製品や、その他面白い情報をどんどん更新していきます!ぜひ、乞うご期待ください。
Writer. Yasuda
記事内に掲載されている価格は 2017年1月19日 時点での価格となります。
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